FAQ
Q
宜興窯とは何でしょうか?
A
宜興窯(ぎこうよう)
宜興窯は中国八古窯の一つで、江蘇省宜興市(こうそしょうぎこうし)の郊外を中心に現在も紫砂壺を中心として、国営工場も含め作陶は盛んに行われています。宜興市の中心部は陶芸の町を感じさせる物は少ないのですが、中心部から車で20~30分の丁蜀鎮という町まで行くと常滑同様、土管・甕・鉢が町の彼方此方で売られています。現在国営工場は第一・第二とも営業はしていますが、そこで製作されている紫砂壺は型出しの茶壺が中心です。
Q
紫砂壺の特徴とは何でしょうか?
A
■紫砂壺(しさへい・しさこ)
紫砂壺の特徴ですが、紫砂壺でお茶を淹れますと渋みや灰汁が茶壺に吸収され、お茶が美味しくいただけます。これは材料と焼成方法による特徴で、日本では焼き締めの常滑・備前・信楽焼きにも共通した特長でもあります。しかしながらその効果は、紫砂壺が一番と思われます。これは同じお茶を同じ条件で、普段お使いの急須と紫砂壺で淹れたお茶を飲み比べられれば納得がいかれる事と思います。つまり紫砂壺は中国茶ばかりでなく、日本茶も美味しくいただけるのです。
Q
Tamarix Chinese Teaで取り扱っている紫砂壺はどんな茶壺でしょうか?
A
中国茶器と中国茶の専門店「Tamarix Chinese Tea」では、型出しの量産紫砂壺は取り扱っていません。作家による手作りの紫砂壺のみを取り扱っています。また中国では偽物(レプリカ)製作が盛んで、本当の意味では作家本人から購入した紫砂壺以外はレプリカの可能性も疑わなくてはなりません。また一般の観光で宜興を訪れて商店で購入される紫砂壺は、そのほとんどが本物ではないばかりか、宜興産でない可能性があります。中国茶器と中国茶の専門店「Tamarix Chinese Tea」で取り扱う紫砂壺は、作家本人から直接購入した物、及び信用できる仲買人から購入した紫砂壺のみです。基本的にお値段の高い紫砂壺には、作家の証明書をお付けしています。比較的お値段の手頃な紫砂壺については、作家の証明書の無い物も有ります。証明書が無い場合は偽物という訳ではなく、仕入れの際にどうしても証明書が用意できなかった物、もしくは有名作家ではない為にもともと証明書を用意していない紫砂壺です。
Q
手作りの茶壺に拘る理由は何でしょうか?
A
中国茶器と中国茶の専門店「Tamarix Chinese Tea」では、何故作家物の手作り紫砂壺にこだわるのか?良質な紫砂の材料はもう産出量が少ないので、一般的な材料と比較すると十倍の価格差があります。ですから型出しの紫砂壺には良質な材料は現在使われていませんし、値段の高い材料は一部の作家が確保してしまいます。つまり紫砂壺独自のお茶を美味しく淹れてくれるメリットが、型出し紫砂壺には期待が出来ないのです。これは機能面での理由ですが、一番の理由は型出しの紫砂壺には茶壺そのものの気品を感じられないからです。死壺、生壺という言葉がありますが、型出しの大半は正に死壺で、手作り茶壺は生気さえ感じられるものがあります。手作り茶壺といっても作家は数え切れない位大勢居ますし、作風も様々です。中国茶器と中国茶の専門店「Tamarix Chinese Tea」ではあくまでも、店主私の目に適った紫砂壺のみを扱っています。
Q
どんなところで手作り紫砂壺を作っているのでしょうか?
A
中国茶器と中国茶の専門店「Tamarix Chinese Tea」で取り扱う手作り紫砂壺は、ほとんどが作家のアトリエなり自宅なりで製作されています。宜興紫砂壺は電動轆轤を使用した製作方法ではなく、土を板状に伸ばして成形する「タタラ作り」なので、小さなスペースでも製作可能なのです。基本的に材料と道具さえあれば、何処でも作陶できるのです。ある女性作家は家事を行いながら、キッチンとバスルームをつなぐ半畳程のスペースに机を置いて、そこで作陶していました。また宜興のほとんどの作家は、電動轆轤を見た事もなければ触った事もないのです。宜興の手作り紫砂壺の作家は、国と省が認定する資格を持っています。
Q
中国では紫砂壺はどんな位置付けでしょうか?
A
国と省が認定する資格によって勿論作品の値段も変ってきますし、茶壺に対する価値観も日本とはだいぶ違います。例えて言うなら日本では抹茶茶碗が珍重されますが、中国では茶壺が珍重されるのです。その中でも宜興紫砂壺は一番珍重される物で、その値段は現地でさえ、有名作家の茶壺は車並み、いや家が買える程の値段なのです。まして骨董品(古壺)となると本物であれば信じられない値段で取引されていますし、日本との価値観の違いを感じます。
Q
紫砂壺の値段はどのくらいなのでしょうか?
A
一般的な紫砂壺は一体幾らなの?と思われるでしょうが、これも一概には言えません。型出しの安物なら一個数百円から有りますし、型出しといえども数万円の紫砂壺も売っています。(これは宜興の現地価格です。)作家による手作りの紫砂壺は現地で¥5.000~数万円で購入可能ですが、一般的には販売されていませんので手に入れるにはコネが必要となります。また宜興紫砂壺は近年、中国の物価の上昇と共に異常な値上がりが続いています。これは紫砂材料産地である黄龍山の紫砂の鉱脈の枯渇が現実問題となってきた事と、宜興紫砂壺までもが投機の対象となっている事が主な原因です。人気作家さんや有名作家さんの作品は常に値上がりが続いていますので、ご了解下さい。
Q
中国茶器と中国茶の専門店「Tamarix Chinese Tea」での取り扱い紫砂壺とお勧めの作家を教えてください
A
中国茶器と中国茶の専門店「Tamarix Chinese Tea」では様々な作家物紫砂壺を扱っていますが、基本的に有名作家の紫砂壺は手の届く作品ではないので、技術力の有る若手の作品を中心に取り扱っていきます。国家認定及び省が認定する資格を持っていなくとも、技術力の高い若手作家は大勢居ます。無名であっても、作品そのものに技術力と気品を感じる事が出来る作品を作っている作家を、皆様にご紹介していきたいと思います。
Q
中国茶を初めてお飲みになる方、もっと本式に中国茶芸をお知りになりたいのですがどのようなものでしょうか?
A
中国茶芸は、要はお茶を美味しくいただく為の作法で、日本の茶道のように事細かな決まりがある訳ではありません。
日本の煎茶道に近いものはありますが、お茶の淹れ方・お道具・飲み方自体にもこれでなければいけないという規則・決まり事はないのです。
あえて申し上げれば、時間と心にゆとりを持って、お茶やお道具の事を話題にし、濃縮された味わいの美味しいお茶を、楽しく心豊かな気分で嗜むのが中国茶芸です。
日本茶と違って中国茶はありとあらゆる種類がありますので、茶葉によって適した温度・抽出時間・茶器があります。
出来る事なら一番美味しい状態で皆様にお茶を楽しんで頂きたいと思いますので、お茶の淹れ方と飲み方・必要と思われるお道具について説明したいと思います。
Q
最低限必要と思われるお道具を教えてください
A
○茶壺(ちゃふう):急須
勿論、宜興紫砂壺です。蓋碗をお使い頂いても構いませんが、青茶(烏龍茶系)は紫砂壺をお使いになる事をお勧め致します。
○茶杯(ちゃはい)
湯飲みでも良いのですが中国茶は濃縮されたお茶をいただくので、小さな茶杯で満足できます。
出来れば聞香杯もお使い頂いて、香りも味わうと一層本式と成ります。
○茶海(ちゃかい)
茶壷から直接茶杯へお茶を注ぎますと、最初の方は濃度が薄く最後の方は濃度が濃くなります。
茶壷から全てのお茶を一度茶海へ移し替える事で、お茶の濃度が均一になって同じ味のお茶を飲んで頂けます。
○茶盤(ちゃばん)
茶壺や茶杯にお湯を掛けて温める、養壺の為に茶壺にお茶を掛ける、
お湯やお茶を流す作業がお茶を淹れる段階で何回もあるので、茶盤をお使い頂ければお湯を直接流せる事が出来ますからとても便利です。
また茶盤をお使いになる方が本式に見えますし、おもてなしの場合はお客様とお話をしながらお茶を淹れる事が出来ます。
以上が最低限必要とするお道具と考えています。
Q
養壺(やんふう)について教えてください その1
A
お客様から何度か養壺についてご質問を頂きますので、ここで付け加えておきます。
まずお買い求めになりました紫砂壺ですが、お手元に届きましたら直ぐにお茶を淹れるわけには参りません。(そのままお茶を淹れますと泥臭さが気に成ります。)
最初にお手入れが必要と成ります。
最初に不要になった歯ブラシ等で、茶壺の内側外側共良く水洗いをして下さい。(洗剤は使ってはいけません。)
釉薬を掛けてある茶壺は別ですが、無釉の焼き締め(宜興紫砂はその部類です。)茶壺は使い始める前にその茶壺で淹れる予定の茶葉と共に鍋で煮沸を致します。
ぐらぐらと長時間煮込む必要はありませんので、沸騰してから適度な時間と憶えておいてください。(水の状態から茶壺と茶葉を入れ、沸騰したらとろ火で煮沸)
終わって水分を拭き取り、茶巾等で茶壺を磨きますと良い茶壺は直ぐに輝き始めます。
ここでお買い物された紫砂壺が本物かどうか、判断して頂けると思います。
Q
養壺(やんふう)について教えてください その2
A
蓋を取って左手で蓋のつまみを軽く持ち、右手の人差し指で蓋の縁をはじいて音を聞いて下さい。
「キン」という金属音に近い高音が聞こえれば、それは上質な紫砂壺です。
さてこれで、茶を淹れる準備が整いました。
その後の養壺ですが、こだわる方は一つの茶壺で一種類のお茶にしか使用いたしません。(茶壺にお茶の香りが染み込んでいくので、色々なお茶を同じ茶壺では淹れない訳です。)
どんなお茶も一つの茶壺で淹れる事は私もお勧めできませんが、そこまでこだわらなくとも烏龍茶系は一つの茶壺で済ましても?とも思います。
Q
養壺(やんふう)について教えてください その3
A
養壺のコツは兎に角「毎日お茶を淹れて使用する事」これが基本ですが、お茶を淹れる度に紫砂壺の外側の表面にお茶を塗る(養壺筆という商品も売っている位ですが、道具は何でもいいので何度も何度もお茶を表面に染み込ませてください。)そして茶壺を磨き上げるという方法もあります。
毎日のようにお茶を淹れていると、直ぐに茶壺は輝き始めます。
自然と艶を帯びて使えば使うほど輝きが増してきます。
茶壺を洗う際は、洗剤は絶対に使わない事!これは必須です。
水、又はお湯でよく洗い(洗わないという人も中国にはいます)カビが生えたりしないように蓋と本体を別にして、逆さまにして水がよく切れるように乾燥させてください。
乾燥した茶壺をお手入れする?(茶巾等で磨く場合)場合ですが、最初にお茶を染み込ませた布で茶壺を湿らせて、乾いた布で磨き上げる、これを繰り返しますと茶壺が益々輝きます。
乾燥した状態で茶壺自体が良いお茶の香りがする、そういう状態に成ったらお茶も本当に美味しく飲めます。
Q
養壺(やんふう)について教えてください その4
A
お使いの茶壺がそのような状態になったらその茶壺と、例えば磁器の急須か何かで同じお茶を同じ条件で淹れてみてください。
何故私が宜興紫砂壺をお勧めするのか、同じ茶葉でも香りと味の違いでその理由を実感して頂けます。
Q
中国葉の効能・効果などありましたら教えてください その1
A
日常的に中国茶を飲む事は、健康維持に効果的です。
中国において中国茶とは、嗜好品としてのお茶というより、生薬・漢方・薬として飲まれている面があります。
茶葉の種類は3000種以上と言われますが、生薬・漢方・薬として発展、飲み継がれてきた部分、また国家が広く多民族国家であるということも影響して、これだけ茶種が多いという事がいえます。
故に日常的に中国茶を飲む事は健康維持に効果的で、中国では日本以上にお茶にお金を惜しまないのです。
日本では薬事法の関係で薬品ではない茶葉に関しては、医薬品と誤認するような効能効果を記載することが禁止されています。
従ってここで述べる効能・効果はあくまでも期待できる効能という事で、必ずしも約束される効能ではありません。
Q
中国茶の効能・効果を教えてください その2
A
茶葉を選定される際の参考としてご覧ください。
分類 茶葉名 期待できる効能・効果
花茶
○菊花茶 疲れ目・消毒解毒作用・解熱・沈静効果
○洋菊茶 疲労回復・老化防止・免疫力向上・血流改善
○メイクイ茶(薔薇茶) リラグゼーション・血流改善・健胃・整腸・美肌効果
○千日紅花茶 血液さらさら・美顔効果
○茉莉綉球 リラグゼーション・ストレス・ビタミン
○桂花烏龍茶 リラグゼーション・ダイエット・美容効果
Q
中国茶の効能・効果を教えてください その3
A
青茶
○鳳凰單叢 リラグゼーション・ダイエット・美容効果
○黄枝香單叢 リラグゼーション・ダイエット・美容効果
○黄金桂 リラグゼーション・ダイエット・消化を助ける・利尿効果
○安渓鉄観音 リラグゼーション・ダイエット・消化を助ける・利尿効果
○鉄観音王 リラグゼーション・ダイエット・消化を助ける・利尿効果
○鉄観音王極品 リラグゼーション・ダイエット・消化を助ける・利尿効果
○大紅袍 健胃・整腸・ダイエット
○文山包種 リラグゼーション・ダイエット・消化を助ける・利尿効果
○高山金萱 リラグゼーション・ダイエット・消化を助ける・利尿効果
○凍頂翠玉 リラグゼーション・ダイエット・消化を助ける・利尿効果
○凍頂四季春 リラグゼーション・ダイエット・消化を助ける・利尿効果
○凍頂烏龍 リラグゼーション・ダイエット・消化を助ける・利尿効果
○梨山茶 リラグゼーション・ダイエット・消化を助ける・利尿効果
Q
中国茶の効能・効果を教えてください その4
A
緑茶
○碧螺春 コレステロール値を低下・血管を丈夫に・色素沈着夏バテを防ぐ
○西湖龍井 コレステロール値を低下・血管を丈夫に・色素沈着夏バテを防ぐ
○黄山雪芽 コレステロール値を低下・血管を丈夫に・色素沈着夏バテを防ぐ
紅茶
○陽羨紅茶 動脈硬化防止・健胃・整腸・コレステロール値を低下
黒茶
○小沱茶(熟茶) ダイエット・血流改善・健胃・整腸・利尿効果
○雲南沱茶(生茶) ダイエット・血流改善・健胃・整腸・利尿効果
○雲南普耳茶(熟茶) ダイエット・血流改善・健胃・整腸・利尿効果
○雲南七子餅茶(生茶) ダイエット・血流改善・健胃・整腸・利尿効果
薬外茶
○人参烏龍茶 脳を活発化する働き
○苦丁茶(青山緑水) ダイエット・便秘・高血圧症・アトピー予防・がん予防
○苦丁茶(一葉茶) ダイエット・便秘・高血圧症・アトピー予防・がん予防